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はじめに・特養入所の裏技はあるのでしょうか・・・?
「特養 入所 裏ワザ」
このキーワードで探している方は、きっと今まさに在宅での介護に困っていて1日でも早く施設を見つけるための情報を求めている方だと思います。
それはそうだよ。
ご家族さんだって それぞれの生活があるんだから、 在宅介護ばっかりやってらんないもんね。
しかし現実的には近くにあって なじみのある特別養護老人ホーム( 特養 )は、 順番待ちをされている方も多く、 すぐに入れるような印象はありません。
以前「かいごのともしび」でも書かせていただいた、 他の介護専門 サイトが書いている特養入所のための裏技は、決して「裏ワザ」と呼べるようなものではありません。
特養入所の裏技の回についてはこちらのブログに詳しく書いてありますので読んでください。
今回のブログでは、こちらも裏技とまで言える内容ではありませんが、 多くの皆様が見落としている待機者の大変少ない、というか、場所によっては待機者がいないかもしれない「地域密着型のユニット型個室」の特養を紹介したいと思います。
ユニット型個室ってさ、確か お金が高いお部屋 じゃなかったっけ・・・?
確かに お金だけを比較すれば 従来型 多床室に比べれば利用料金は 高くなります。ですが、その金額に見合うメリットがあるとすれば いかがでしょうか?
本記事では、待機者が少なく、実は穴場である「ユニット型個室」のメリットを詳しくご紹介し、特養入所の待機期間を短縮する方法について解説します。
ユニット型個室が穴場である理由
1. 費用面で敬遠されがち
ユニット型個室は従来型多床室に比べて費用が高くなる傾向があります。
そのため、多くの方が費用を抑えるために従来型多床室を選び、ユニット型個室は相対的に空きが出やすい状況です。
それはやっぱり安いほうがいいもんね。
でもどれくらいの違いか知ってる?
もしかすると、思っていたより大きな差はないかもしれないよ。
こちらのブログでユニット型個室と多床室の利用料金の比較がわかります。
2. 待機者が少ない
従来型多床室は人気が高く、待機期間が長くなりがちです。
一方、ユニット型個室は費用面で敬遠されることから、待機者が少なく、比較的早く入所できる可能性があります。これが「特養 入所 裏ワザ」として注目したいポイントです。
福行さんのまわりでも、ユニット型個室は申込みが少ないことをよく耳にしているそうです。
でもさ、お金がかかるなら、それに見合うメリットがないとね・・・
ユニット型個室のメリット
1. プライバシーと尊厳の確保
ユニット型個室は、入居者一人ひとりに独立したプライベート空間があります。
従来型多床室では複数人で部屋を共有するため、プライバシーが制限されがちです。
他の入居者やスタッフに気兼ねなく、自分のペースで生活できるため、入居者の尊厳が守られ、生活の質が向上します。
たしかに、個室ならではの利点だね。
2. 個別ケアの充実
少人数のユニットごとにケアが行われるため、介護スタッフが入居者一人ひとりにきめ細かい対応が可能です。
従来型多床室ではスタッフが複数の入居者を同時にケアすることが多く、個別のニーズに十分応えられない場合があります。
食事や入浴の時間も個々の体調や希望に合わせて調整でき、より快適な生活が送れます。
言われてみれば、当たり前のことなのですが、大事なメリットです。
3. 精神的な安定
自分だけの空間で生活できるため、精神的な安定が保たれやすくなります。
特に認知症の方にとっては、落ち着いた環境で過ごせることが症状の安定につながります。
従来型多床室では他人の生活リズムに合わせる必要があり、ストレスを感じることがあります。
つまり、多床室は、施設都合の「施設の日課」に合わせて生活するということです。
サニーも好きなときに寝たり、食べたりするほうがいいなあ~
でも、あまりに極端すぎるのはだめだよ。
4. 感染症リスクの低減
個室であるため、他の入居者からの感染リスクが低くなります。
風邪やインフルエンザの流行時でも安心して過ごせるのは、大きなメリットです。
たしかに、言われてみればメリットだね。
多床室の場合は、感染者を一人だけ隔離するのは難しいからね。
5. 順番のまわりが早い
ユニット型個室は順番がスムーズにまわってくるという特徴もあります。
スムーズにってことは、多床室は滞るっていうこと?
例えば、男性の順番待ちの1位の方がいたとします。
その方は、男性の退所者が出たら、次に念願の入所ができます。
「男性の退所者が出たら」という条件付きです。
そうか!
多床室は男女別のお部屋割りだから、次に退所者が出ても、次に入れるかどうかはわからないんだね。
ですので、仮に女性ばかり退所する状況では、男性は待機順1位でも、順番がまわってこない場合があるのです。
その点、ユニット型個室は、「個室」なので、男女の区別がないため、順番通りに入所ができるというメリットがあります。
ユニット型個室のデメリット・費用面の考慮
1. コストと価値のバランス
ユニット型個室は従来型多床室に比べて費用が高くなる傾向があります。
しかし、この費用は入居者の快適さや家族の安心感への投資と考えることができます。
プライバシーや個別ケアなど、多くのメリットが費用に見合うものとなるでしょう。
これまでのことを見れば、多床室の生活は、施設の日課に合わせるものだけれど、ユニット型個室は、おじいちゃんおばあちゃんが主体になって生活しているもんね。
2. 補助制度の活用
特別養護老人ホームには、お食事代やお部屋代の負担を軽減できる補助制度がある場合があります。事前に確認してみることをおすすめします。
詳しくは、こちらのブログをご覧ください。
ユニット型個室を選ぶ際のポイント
1. 複数の施設を比較
ユニット型個室のある施設は増えています。というより、平成14年以降に作られた特養のほとんどが、ユニット型個室の体裁です。
複数の施設を見学し、設備やスタッフの対応を比較しましょう。
施設見学、あるいは、入所の説明を聞きに行くことは本当に大事です。
必ず何か所かまわり、どのような施設なのか実際に観ることをおすすめします。
もし、近くにどのような施設があるのかわからない場合は、福祉業界最強のサイトである「WAMnet(ワムネット)」で調べることがおすすめです。
2. 待機期間の確認
施設によって待機期間は異なります。
ユニット型個室は待機者が少ない傾向にありますが、事前に確認しておくことが重要です。
【超重要ポイント】順番待ちを確認する場合、何人待機(何人待っているのか)を聞くのではなく、次の「入所検討委員会」がいつなのかを聞くようにしましょう。
入所検討委員会って、入所の順番を決める会議だったよね。
この委員会の開催前には、どんなに申し込んでも「順位」がつかなかったんだよね。
そうそう。
だから、この委員会の開催前に申し込むのが、最速で順位が付く方法でした。
詳しくは、こちらのブログを御覧ください。
3. 家族とのコミュニケーション
入居者だけでなく、家族との連絡や面会がしやすい環境かどうかも重要なポイントです。
こちらは、入所申し込みをするときには確認しておくことをおすすめします。
特養入所の裏技:穴場の「ユニット型個室」を活用して早期入所を目指す
1. 積極的にユニット型個室を検討
費用面で敬遠されがちなユニット型個室ですが、その分待機者が少なく、早期入所が可能です。
多床室よりは割高だけど、サ高住、有料老人ホーム、グループホームなどの他の施設に比べたら、いくぶん費用を抑えることができるよね。
詳しくは、こちらのブログを御覧ください。
大切な家族をできるだけ早く安心できる環境に送りたい場合、「特養 入所 裏ワザ」と検索するより、「穴場」のユニット型個室の選択は有効な選択肢となります。
2. 複数の申し込み
ユニット型個室は穴場とはいえ、人気が出てきています。
入所を検討している場合は、複数の施設に申し込みを行いましょう。
シンプルですが、大事な待ち方になります。
3. 専門家に相談
ケアマネジャーや地域包括支援センターの職員に相談することで、最適な施設や入所手続きのアドバイスを受けられます。
施設のついての独自の情報を持っていることもあるかもね。
今日のまとめ
まとめとして、従来型多床室とユニット型個室の比較表を作成しました。
項目 | 従来型多床室 | ユニット型個室 |
---|---|---|
費用 | 比較的安価👍️ | やや高額 |
プライバシー | 制限される | 確保される👍️ |
個別ケア | 十分でない場合がある | きめ細かい対応が可能👍️ |
待機期間 | 長い場合が多い | 比較的短い(穴場)👍️ |
感染症リスク | 高め | 低め👍️ |
入居者間の交流 | 自然に生まれやすい👍️ | 少ない場合がある |
精神的な安定 | 他人の影響を受けやすい | 自分のペースで生活可能👍️ |
衛生管理 | 他者の影響を受けやすい | 個別管理が可能👍️ |
家族の安心感 | 想定内 | 高まる👍️ |
この表を参考に、大切な家族に最適な介護環境をお考えください。
ユニット型個室は費用面で高く感じられるかもしれませんが、その分待機期間が短く、入居者の生活の質も高まります。
「特養 入所 裏ワザ」と検索するよりも、お近くにあるユニット型個室に足を運び、積極的に検討することで、裏技を駆使するよりも早く入所することも可能です。
費用対効果や得られるメリットを考慮し、最適な選択をしていただければ幸いです。
新しい選択肢として、是非検討してね。
介護をがんばる皆様のココロが晴れやかになりますように。